ルパン -ARSÈNE LUPIN- (宝塚・月組)

◆ミュージカル
『ルパン -ARSÈNE LUPIN-』
モーリス・ルブラン作「ルパン、最後の恋(ハヤカワ・ミステリ刊/ハヤカワ文庫近刊)」より
脚本・演出/正塚 晴彦

◆グランド・レビュー
『Fantastic Energy!』
作・演出/中村 一徳


フランスの人気小説「アルセーヌ・ルパン」の作家モーリス・ルブラン没後70年となる2012年に発見され話題となっている「ルパン、最後の恋」をいち早くミュージカル化。1921年、パリのイタリア大使館の舞踏会に出席していたレルヌ大公の令嬢は、屋敷からの連絡で急遽呼び戻される。レルヌ大公が謎の死を遂げたのである。悲しみにくれる令嬢は、自身の思いがけない出生の秘密を知り、国際的陰謀の渦に巻き込まれることになる。彼女の4人の親友の一人こそ、アルセーヌ・ルパンその人だった。永遠のヒーローは、如何にしてこの窮地を救うか……。姿なき強敵との死闘が幕を開ける。

9/19(木)マチネーを観劇した。
観劇予定に入っていない演目だったが、オンラインチケットで良席を見つけたので、クリックしてしまった。(笑)
予定に入っていなかった理由は、予習で読んだ原作本が本当に詰まらなくて、芝居が期待できないと思ったからです。

帰り道のTwitter。
ルパンは原作がイマイチ(推敲が入る前に作者が昇天した)だから難しいなぁ。東京公演まで来て演技が下手と感じるのは…感想記を書きながら考えよう。





芝居が始まってまもなく、原作にもあまり似ていないことに気づいた。
(そうよね、原作を大胆に改変しちゃった方が面白くなるわ)と思いつつ観ていたのですが、うーん。015.gif
原作も推敲不足な上に脚本も推敲が足りていない、ですよね。
ラ・クロッシュ家のエピソードが全面カットされているのは何故? 原作で楽しめるのはそこだけじゃなかったっけ? 
それでも原作と比較する形で最初から最後まできっちり観ましたが、原作を読んでいなかったら訳が分からなくなって居眠りした014.gifと確信する。

龍真咲(アルセーヌ・ルパン)はセリフ回しに緩急がない。いかなる時でも<重々しい>ので、見た目のキラキラとの違和感がありすぎる。次の「仁」のほうが龍には似合いそう。
北翔海莉(モーリス・ルブラン)は悪くなかった。でも専科の演者としては物足りない。脚本を上手に演じているのはわかったが物語全体まで視野に入っていない感じがした。モーリス・ルブランは狂言回しなのだから、不出来な脚本を彼女のチカラでまとめる位の迫力が欲しい。
愛希れいか(カーラ・レルヌ)は高貴な令嬢ではなく、身持ちの固い普通のお嬢さんに見えた。脚本に書いてあるままに演じたのだろう、きっと。
ルパンを除く他の四銃士、美弥るりか(ヘアフォード伯爵)、凪七瑠海(ドナルド・ロースン)、煌月爽矢(ウィリアム・ロッジ)はまぁこんなものかと。ただ凪七瑠海の役どころに対して、吹けば飛ぶような体格は弱点だ。
宇月颯(オックスフォード公エドモンド)、沙央くらま(トニー・カーベッド)、この二人はうまく役作りをしていたと思う。ただし、沙央くらまの台詞回しにはなんだか違和感を感じた。
飛鳥裕(ビクトワール・エルヌモン)、越乃リュウ(ヘリンボーン)の乳母夫婦に狂言回しをやらせたほうがよかったのでは?出番も物足りない。越乃組長の退団公演でもあるし、そうしたら良かったのに。
北翔海莉はショー出演だけで良いと思うんですよね。


ショーは単純に楽しかった。
龍真咲と大空祐飛、ダンスの下手さはどっちが上なんだろう。でも龍はまだハッタリをかけられないので、この人パントマイムしかしてないって分かった。
とはいえ、北翔海莉がトップの分までしっかり踊って歌っていたからショーとしては問題はなかった。それと、北翔海莉と凪七瑠海は宙組で一緒だったせいかとても息が合っている。
愛希れいかは、スカートだと誤魔化せるが、パンタロンだと元男役の影がちらちらして面白かった。037.gif


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by laladuets | 2013-09-22 03:08 | 観劇


観劇の感想を書くことにしました。


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