『風と共に去りぬ』 (東京宝塚劇場)

宝塚グランドロマン
『風と共に去りぬ』

Based on
GONE WITH THE WIND by Margaret Mitchell
Copyright © by GWTW Partners LLC
原作/マーガレット・ミッチェル
脚本・演出/植田 紳爾 演出/谷 正純


1860年代のアメリカ南部・ジョージア州。南北戦争のまっただ中。
農園主の娘スカーレットはアシュレーに恋心を抱いていたが、彼はメラニーと結婚。アシュレーへの当て付けのためにメラニーの兄チャールズ・ハミルトンと結婚したがジョージは戦地で病死、スカーレットは寡婦となった。気性の激しいスカーレットに惹かれていた無頼漢レット・バトラーは彼女が独身に戻ったことを知って接近を始めた。
南軍は苦戦しスカーレットとメラニーが暮らすアトランタは陥落しようとしていた。スカーレットは妊婦メラニーを連れて故郷のタラへ帰ろうとし、レットに護衛を頼んだ。
南軍の敗戦で家と土地を維持することが難しくなり、スカーレットは商才に長けたレットと打算的な結婚をした。しかし、自分の愛情はアシュレーに向けられていると思い込んだままのスカーレット。
死の床のメラニーにレットを愛するように諭された時、スカーレットはようやくレットへの愛に気づくが、時既に遅くレットはスカーレットと別れる決心をしてタラから去っていく。

11/27(木)マチネー、友人と2列目の上手端席での観劇。
物語は宝塚風にかなりアレンジされている。原作はスカーレット・オハラの物語であるが、今回の宙組公演はレット・バトラーが主役のバトラー編、視点がかなり違った。

役替りがある公演で、11/27の配役は次の通り。(オレンジ色が役替り部分)
レッド・バトラー(凰稀かなめ)、スカーレット(朝夏まなと)、アシュレー(悠未ひろ)、メラニー(実咲凛音)、スカーレットⅡ(純矢ちとせ)




私は原作も読んでいないし、映画も見ていません。
若い頃はかなり読書家だったので(笑)、読んでいていいはずなのにしっかり読み落としている。あらすじと映画の有名なシーンだけ知っているという情けなさです。

どんなことがあってもへこたれないスカーレットの Tomorrow is another day のセリフが登場しないのは、やはり物足りなかった。
よよと泣き崩れて終わるスカーレット、扉の向こう側でさびしそうに別れの言葉を呟くレット。

テルさんはモンテクリスト伯の時はちょっとなーだったけど、今回は安心して楽しめた。トップに就任してから大分痩せたこともあって、へたれなバトラーでございました。
スカーレットに男の力を見せつけるシーンがあるが、実はかなりひ弱に見えて(´艸`) あれじゃ朝夏スカーレットに叩きのめされるだろーな。(Twitterより)


今日の風共は、スカーレットが朝夏まなと、アシュレーが悠未ひろでした。テルさん演技はかなりいけてます。歌はまあまあ、甘くてぐちゃっとした声なので(持ち味だから構わないんだけど)苦悩が表現しにくいの。(°_°)
緒月遠麻さんのベル(女役)が色っぽくて良かったわ。朝夏まなとさんはたまにノシノシ歩いちゃうのがご愛嬌、それからテルさんよりガタイがいいので角度によってはおデブに見えた。(Twitterより)


バトラー編の筋立ては決まり事だから仕方がない、そう割り切ってしまえば面白かった。
ベル・ワットリング(街の娼婦、それも元締め)の緒月遠麻がチャーミングで惹かれました。そういえば、銀河英雄伝説の時も、モンテ・クリスト伯の時も彼女に惹かれた、ということは私は緒月遠麻のファンなのかもしれない。
スカーレットは、スカーレットⅡ(純矢ちとせ)とペアで登場する時が楽しい。朝夏まなとのスカーレットは(そういう演出なのだろうが)必要以上に可愛らしくて芯の強さや気性の激しさが見えない。心の声であるスカーレットⅡがサポートしてようやく「らしさ」を感じた。

私が想像するアシュレーは素朴でもっさりしたイメージなので宝塚の路線男役には存在しない。悠未ひろのアシュレーは無難に演じていたが、やはりちょっと違うかも。でももう一人の役替り、朝夏まなとが演じても私の中の違和感は解決しないだろう。
実咲凛音のメラニーは芝居の中で歌うシーンがないのが可愛そうだった。歌の上手い人なのに、トップ娘役なのに本当に気の毒と思いながら観た。私は長らく彼女の顔が覚えられなかったのですが、今回ようやく覚えました。メラニーという役柄に似合っていたからだろうか。それにしてももっと重用されて欲しい。

今回は諸般の事情により、南部のうるさいオバサマ達をしっかり鑑賞する必要があったので、オバサマが登場するともう目が皿のようになった。座席が上手で位置的には残念だったが、それでも芝居・小芝居をしっかり見届けた。ワインティング夫人(天玲美音)の濃ゆさに圧倒されつつ、エルシング夫人(風羽玲亜)の、体格は良すぎるけれど女らしくて上品な演技が印象に残った。

見終わってみれば楽しかったですね。宝塚ですから美しくて楽しいのが一番だわ。

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by laladuets | 2013-12-02 00:23 | 観劇


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