田園に死す (ザ・スズナリ)

寺山修司没30年記念認定事業
田園に死す (主催:流山児事務所)
作:寺山修司
脚色/構成/演出:天野天街
音楽:J・A・シーザー
芸術監督:流山児祥
主催:流山児事務所
出演:新次(大内厚雄、小暮拓矢、深山洋貴、眞藤ヒロシ)、新次の母セツ(平野直美)、人妻化鳥(伊藤弘子)、化鳥のダンナ(沖田乱)、他にも重要人物目白押し・・・


2/28(金)の初日公演を観劇。 公演は3/10まで。
楽塾のmiyukiさんにチケットをお取り次ぎいただき、大学時代の友人と観劇。

父親のいない中学生の私(新次)は、恐山の麓の村で母(セツ)と二人で暮らしている。唯一の楽しみといえば、イタコに父親の霊を呼び出させて会話をすることだった。私の家の隣には他所から嫁入りした若い人妻(化鳥)が住んでおり、それが意中の人である。
ある日、村にやって来たサーカスへ遊びに行った私は、団員から外の世界の事を聞かされ、憧れを抱くようになった。今の生活に嫌気がさした私は家出をすることを決心し、同じように生活が嫌になった隣の人妻と共に村を離れる約束をした。






流山児事務所の公演としては3回目(で最終公演)、私はmiyukiさんがイタコ役で出演された公演(2009年)を観ている。
というわけで、観劇するまで前回の舞台をほとんど忘れていたが、天野天街さんの脚本は変わっていない。
照明・音響のチカラが凄い、本当にもの凄い。そしてその脚本を軽々と芝居として実現する皆さんも凄い。

原作に沿って進行するはずの舞台はどんどん逸脱して行く、いや違うな、最初から逸脱しているからあとは身を任せて浸りきるだけだった。
観ていない人に説明するとしたら・・・何に似ているだろう、不思議の国のアリスですかねぇ。039.gif

1974年公開の映画は見ておりませんが、多分、きっとおどろおどろしい。
天野天街さんの脚本、それを実現した流山児事務所の舞台はおどろおどろではなく、けばけばしかったので、私は闇に紛れてへらへら笑って観ていた。

<閑話>
私の母親は寺山修司について「歌人としても詩人としても才能がある、でも、あの人の世界はお便所臭いから好きになれない」と述べていた。母親の影響は恐ろしい、私も何も観ていないのに便所臭い世界をと勝手に想像していた。

<もう一つ閑話>
高1か高2の頃、高◯コースという月刊誌があって投稿コーナーに自作の詩を出したことがあった。それが下位であったが入賞して、寺山修司の批評がヒトコト添えられていた。
詩も批評のことばも、すっかり忘れてしまったのが(笑) 意味合いとしては(いじくりまわしていないところが好感が持てる)だったかな。

私は面食らって、(寺山修司は暇な人なのだろか)と怪しみ、実際に自分に詩の才能がないことはわかっていたから、詩らしきものを書くのはやめました。恥ずかしいったらありゃしない・・・

<閑話休題>
隣の人妻の伊藤ひろ子さんの圧倒的な美貌、大内厚雄さんの普通力(収集がつかない状態が、彼が出て来たとたんに静まる)、イタコ娘たちの異常な可愛さ、隣の旦那の沖田乱さんのド迫力、他にもチラシの写真では普通の顔をしているのに皆さん凄くて驚くばかり。

あれは集団力 マジック?

流山児さんも出演していた。
彼が客席後方から朗々と声を上げて登場すると、私は芝居の世界から気持ちが離れた。現実に戻るというか、そうだお芝居だった、流山児さんが監督をしているんだと思い出した。
こんなこと書いてもいいのかなぁ。(笑)

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by laladuets | 2014-03-02 20:29 | 観劇


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