女の平和、不思議な国のエロス(Space早稲田)

寺山修司没30年記念認定事業
寺山修司の女の平和、不思議な国のエロス
原案:アリストパネス「女の平和」(紀元前411年に上演されたギリシャ喜劇)
脚本:寺山修司(未上演戯曲)
演出:流山児祥
主催:流山児事務所+楽塾
公式サイト:http://www.ryuzanji.com/r-raku.html
公演期間:2014.4.25-5.4(東京公演)、2014.5.6(仙台公演) 


<ものがたり>
男ってどうして戦争が好きなんでしょう。夫を、息子を、父を、兄弟を、恋人を殺される女にとって、こんなに悲しくばかげたものはありません。長く続く戦争を女の力でやめさせることはできないものか。そう、“あれ”です。“あれ”を決してさせないのです。そうすれば男はきっと戦意喪失、戦争なんかやってられなくなるでしょう。
これは女同士の約束、何があっても破ってはだめよ。さて、本当に平和はやってくるのでしょうか。


4/25(金)の公開ゲネプロを観劇した。
寺山修司の未上演戯曲「不思議な国のエロス」ということで、なぜ上演されなかったのかと思ったら、浅利慶太の依頼で書き下ろしたが上演中の「オンディーヌ」がロングランになったため上演する機会が回ってこなかったらしい。
あ、この日生劇場でロングラン上演になった劇団四季の「オンディーヌ」は観た記憶がある。影万里江さんでしょう?コケティッシュな女優さんでしたよね、懐かしい。



009.gif本筋から外れてしまいました、戻ります。

楽塾お得意の時代劇ミュージカル仕立て
飽きることなく戦いを続ける男に腹を立てた女たちは、敵方の女たちにも声をかけて、女の力で戦いをやめさせようとする。
その方法はセックスストライキ、男が家に帰ってきても断固拒否、絶対にさせない。そうなったら、戦いの合間に家に帰っても面白くも楽しくもないわけで、嫌気が差した男たちは戦争をやめてしまうだろう。
金目のものはすべて集めて隠し、軍資金も枯渇させてしまおう。これなら万全勝利まちがいなし。
これは女同士の約束、何があっても破ってはだめよ。

とはいっても一致団結はむずかしい。
個人的な約束のため(次の三日月の夜にセックスをしましょう016.gif)、女たちに負けるのは我慢がならないから結束を乱そうとの企み004.gif、諸事情が絡んでのドタバタ喜劇。
アリストパレス版は下ネタ満載でかなりお下品な仕上がりのようだが、楽塾版はそんなことはございません。
適度に枯れた(ごめん)女性が元気いっぱいに演じるから爽やかで、そこがいいところですね。
そして、流山児事務所の兄さんたちのパワーにいつも感心します。光った汗が麗しい。
ラストが思いがけずハッピーエンドじゃなかったのが驚きでしたが、バーンと終わる演出はメッセージ性が強く感じられて良かったと思う。

ゲネプロ(初日みたいなもの)ということで、初めのうちはリズムが噛み合わない感じはあったが中盤からは気にならなかった。上演を重ねるにつれてどんどん良くなるんだろうな、二度は観たいと思うのですがGW中はなかなか予定が組めません、残念。

==========
miyukiさん、せむしの妹小あさ役は、せむしには見えなかったんですけれど(笑)衣装がすごくお似合いでした。
それと、言葉がくっきりキレイに聞こえてわかりやすかったです。
来年はぜひ色っぽい役をお願いいたします!

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by laladuets | 2014-04-27 01:59 | 観劇


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