ベルサイユのばら -オスカル編-(東京宝塚劇場)

宝塚グランドロマン
『ベルサイユのばら―オスカル編―』宙組公演

~池田理代子原作「ベルサイユのばら」より~
脚本・演出/植田 紳爾
演出/谷 正純


オスカル:凰稀かなめ
アンドレ:緒月遠麻
ジェローデル:朝夏まなと
アラン:七海ひろき
ロザリー:実咲凛音


7/9の昼公演を友人と二人で観劇。
宙組公演である。役替りはBパターン。ひとことで言うと「凰稀かなめさんを愛でる、オスカル(オンリー)編」だった。
昨年の夏に ベルサイユのばら-フェルゼン編- を観ているが、まったく違う演出。
もしオスカル編のほうを先に観ていたら、ストーリーがわからなかったと思う。 オスカルとアンドレ編を夫婦で観た別の友人が「夫は物語が分からなかったようだ」と言っていたのがよーく分かります。
マリー=アントワネットが登場しないベルばら、貴族の生活が垣間見えないベルばら、なぜ革命が起きたのかわからない。(原作を読んでいる人は除く)






<1幕目>
ジョルジュ家の女ばかり6人姉妹の末っ子としてオスカルが誕生、ジョルジュ将軍は男子として育てることを宣言する。 
少年時代のオスカルのシーンはわずか、(近衛隊から異動し)衛兵隊の隊長として就任するオスカル(凰稀)が登場する。 アンドレ(緒月)はオスカルの従卒として付き添っているが彼の出自についてはほとんど説明はない。 貴族でありながら衛兵隊に配属になったことに、アラン(七海)をはじめとする兵隊たちは反発するが、オスカルの真摯な対応に納得、信頼し付き従うことを誓う。
国民会議場前。 平民議員を締め出すために王の命令で会議場の扉が封鎖されている。封鎖を解こうとする平民たちを一掃するようにブイエ将軍から命を受けたオスカルは、その指令に疑問を抱き、逆に市民たちをかばうのだった。

1幕目のサイドストーリー 
アンドレの目が見えないこと、アンドレが身分違いの恋に身を焦がしていることが語られる。 もうひとつ、オスカルが(家に出入りの)画家に描かせていた肖像画が完成したことを知ったアンドレは、その肖像画が見たくてたまらない。
幕が開いてオスカルを載せたペガサスが客席上空を舞う。
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<2幕目>
衛兵隊の訓練所でアランに目が見えないことを見ぬかれたアンドレは、アランと兵隊達にパリに出動する時には自分も連れて行ってくれ、オスカルには目のことは言わないで欲しいと懇願する。 アランは承知するが、近衛兵隊長のジェローデル(朝夏)がジョルジュ将軍にオスカルとの結婚を申し込んでいること、それはオスカルをパリに行かせたくないという思いからだと伝えた。
オスカルが自分の手の届かないところに行ってしまうと怯えたアンドレは、ワインに毒を入れて無理心中を図るが、寸前のところで思いとどまりオスカルに詫びる。

ジェローデルから結婚を申し込まれたオスカルは、自分を密かに思ってくれる人の心を傷つけたくない…と丁重に断った。
パリ出動の前夜、家族と団欒の時間を過ごした後で、バルコニーから忍び込んで来たロザリー(実咲)から「パリは危険だから行かないようにして」と懇願されるが、心配しなくていい大丈夫と優しく諭す。
そして、今宵一夜。

パリでは国王軍が市民に攻撃を始めた。
ブイエ将軍から攻撃隊に参加するように命令を受けたオスカルは、「衛兵隊は市民を守るのがつとめ」と階級章と貴族の称号を捨てることを宣言し、市民とともにバスティーユ奪還の戦いに身を投じた。
やがてアンドレが戦死、オスカルも銃弾に撃たれ、薄れていく意識の中で「バスティーユが陥落した!」という民衆の喜びの声を聞く。
「フランス…万歳」 オスカルの最期の言葉だった。

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ペガサスはラストシーンだと思い込んでいたから、1幕目の終わりにペガサスが登場した時はかなり驚いた。 その代わり、馬車に乗ったアンドレが迎えに来る場面はなく、巨大な白いバラの上で天使に囲まれて目覚めたオスカルが「花のいのち」を歌って幕が降りる。
オスカル編のオスカルは、アンドレに依存しない独立心の強い女性と見た。

凰稀かなめはちょっとした仕草や発声に女っぽさを感じることがある。 ベルばらのオスカルは女性だからそれがぴったり合っていた。 不自然がところがなくて本当に良かったと思う。 かなめさんの代表作はこのベルばらと銀河英雄伝説になりそう。
オスカルの印象が強い分、アンドレ、ジェローデル、アランはやや希薄。 今も特別な感想が出て来ない。 トップ娘役の実咲凛音はロザリー役では気の毒だが、アントワネットが登場しないから役がないんですよねぇ。

今回、友人が観劇した理由のひとつが画家役の風羽玲亜。 画家は、1幕目のラストでペガサスが劇場内を舞うシーンに繋ぐ役割を担っている。 でも無理やり作った役は浮いてしまう、仕方がない。 画家の衣装は他とはまったく違うから目立っていたのが救い。

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by laladuets | 2014-07-10 01:40 | 観劇


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