一夢庵風流記 前田慶次(東京宝塚劇場)

◆宝塚傾奇絵巻
『一夢庵風流記 前田慶次』(雪組公演)
~原作 隆慶一郎『一夢庵風流記』(新潮文庫刊)~
脚本・演出/大野 拓史
◆グランド・レビュー
『My Dream TAKARAZUKA』
作・演出/中村 一徳

<前田慶次配役>
前田慶次:壮 一帆
まつ:愛加あゆ
奥村助右衛門:早霧せいな
雪丸:未涼亜希、深草重太夫:夢乃聖夏、捨丸:咲妃みゆ


8/22の昼公演を友人二人と観劇。
2014年前半、なにかと気苦労が多かった友人Aをキラキラで励ます目的で、それからまだ和物の観劇をしたことがないという友人Bの希望に沿ってこの公演の観劇を企画したところ、後からトップコンビの退団公演とわかった。
チケットが確保できて良かったわ。(A席でしたが…)
千秋楽まで残り10日間、劇場の前は入り待ちの人数も多く賑やかでした。

<あらすじ>
世は関白・豊臣秀吉の隆盛期、大名・前田利家の甥にあたる前田慶次は、利家の下を出奔し、京へと向かう。まつとの秘めたる恋、奥村助右衛門との友情を軸に、天下の傾奇者として名を馳せた男の豪放磊落な生き様を描く話題作。








前田慶次については何も知らなかったのでWEBサイトで多少予習はしたものの、どうせ史実とはかけ離れているのだろうと覚悟しておりました。もちろん予想は的中。037.gif

前田慶次(壮一帆)は十二場の先頭一場目で前田利家をないがしろにして(冬の最中に利家を騙して水風呂に入れた)出奔してしまう。
その後については、出奔→京都で傾奇者(かぶきもの)生活→豊臣秀吉に仕える→関ヶ原の戦いでは家康と敵対した上杉家に仕える→敗軍の上杉家は米沢へ領地替え、慶次も付き従い米沢の地で生涯を終えた

お芝居は上杉家に仕える、の直前辺りまで。(プログラムを熟読してようやく理解した)
小説「一夢庵風流記」かマンガの「花の慶次」に目を通しておけばピンと来るのだろうが、どちらも手付かずの私は正直なところスジに付いて行けませんでしたな。015.gif

一場目で出奔した都合上、ほとんどは京都でのエピソード。
莫逆の友 奥村助右衛門(早霧せいな)はちょくちょく登場。慶次の初恋の女性、前田利家の妻まつ(愛加あゆ)は京都までお忍びでやってきて、豊臣秀吉に士官しないと言い張る慶次を簡単に説得して士官させてしまう。初恋の人まつには頭が上がらないという設定なのである。
その後、まつ主導型で初恋は本物の恋愛(不倫ですね)に発展し、まつ主導で決別の運びとなる。「もう終わりにしましょう」

退団公演にありがちな、きらびやかでまとまりがつかない演出だと感じたが、壮一帆の鮮やかな太刀さばきと、愛馬松風の名演に助けられて楽しく観ることができた。
松風は、2010年の大阪松竹座公演「花の武将 前田慶次」に登場したお馬さんをリニューアルしたもので、中には二人の遣い手(男性)が入っている。そうなんです、宝塚に男性が登場するのは初めて見ました
前足と後ろ足が見事な連携でパカパカ歩く様子、舞台の進行に合わせて首を振ったり傾けたり、うなずいたりする。壮一帆さんを背中に乗せて走り回るんだから大したもの。松風が登場すると、もうそれに目を奪われてお話しが分からなくなったのは私。

忍者捨丸(咲妃みゆ)
は、松風の馬係でもあったので馬を手綱を引いて歩くシーンが多かった。もちろんそれだけやっていたわけではないが、可愛らしくて目を引いた。次期トップ娘役の彼女はお芝居もとても上手だから期待している。
そうそう、どこかで見たような親近感を感じていた理由がわかった。夫の下の妹の若いころに似ているんだわ。。

ショーは完全に退団仕様になっていた。退団者に優しい演出で、原色の派手なドレスが飛び交う中で、トップふたりの衣装は渋い中間色を使っていて上品に映えていたと思う。

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公演デザートを初めて食べてみました、美味しかった。003.gif
松風んざい・マツカゼンザイ)
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by laladuets | 2014-08-25 00:34 | 観劇


観劇の感想を書くことにしました。


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